話題となっている語、いかにも今という時代を感じさせる新しい用語、馴染みの語の新しい用法をご紹介します。過度に専門的と思われるような用語はできるだけ避けたいと考えています。(野島明) |
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No.44 "good friends" 思わず合点してしまうこと請け合い。
"good friends"「いい友達同士」という関係は果たしていかなるものなのか。
誰かが「私たちはいい友達同士」と言った場合、一つのことを確信していい。そこで触れられている友人とは、恋人、元恋人、あるいは憎い敵だということだ。
(Lifestyle/Trends: `Good friends' can mean so much more by Beth Teitell from Boston Herald.com, Thursday, July 12, 2001)
この表現は、つい最近では合衆国下院議員ゲリー・コンディット(カリフォルニア州選出、民主党)が若い医学実習生との関係を説明するために繰り広げたものだが、髪を撫でつけて髪の薄い部分を覆い隠すのに似ている。髪を撫でつけている側は皆の目を欺きおおせたと思っているが、誰ひとり欺かれてはいないのである。
(注)The expression : ``We're good friends.''「私たちはいい友達同士」
「いい友達同士」とは、中学生のボーイフレンドがそのガールフレンドと別れるとき、そうでいようねと言うものである。
(注)"what he wants to be"に、"your junior high boyfriend says"が入りこんでいる形。
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