New Terms & Usages 《新語・新用法紹介》

話題となっている語、いかにも今という時代を感じさせる新しい用語、馴染みの語の新しい用法をご紹介します。過度に専門的と思われるような用語はできるだけ避けたいと考えています。


No.31 "paradigm"

「パラダイム」。言語学・哲学・思想の世界では馴染みのある専門用語。ところが(ネット)新聞のtop pageで、"France's McResistance"という見だしの下にある内容紹介の一文の中で使われていた。
「フランスの対マックレジスタンス」とは「対独レジスタンス」のもじりである。

A rural trial is less about vandalism and more about subverting the dominant global economic paradigm.

「(MILLAUという、フランスの)田舎町での裁判は、破壊行為をめぐるものと言うより、今の世界を支配する経済構造を転覆しようという行為をめぐるものである。」

(A Beef With More Than Big Mac By Charles Trueheart from Washington Post.com, Saturday, July 1, 2000)

「マック」をアメリカ合衆国の農産物輸出の、ひいてはアメリカ合衆国に優位であると感じられている世界の自由貿易体制の象徴と見なすフランスの農民たちが、マクドナルドの店舗を襲い、破壊した罪で裁かれる裁判に関する記事。

記事本文は、この裁判は「マックの店舗を破壊したかどで告発されている10人の農民をめぐるものではなかった」と述べ、続けている。

it was farm v. city, authentic food v. junk food, local v. global, France v. the United States. (ibid)

「この裁判は、農村対都市、本来的食品対粗悪な食品、地域対世界、フランス対合衆国というものであった。」


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