話題となっている語、いかにも今という時代を感じさせる新しい用語、馴染みの語の新しい用法をご紹介します。過度に専門的と思われるような用語はできるだけ避けたいと考えています。(野島明) |
この頁の末尾 |
No.25 "B2B"
今のところはビジネス用語。
「今朝、大投資信託会社Janusがその会社に10億ドル近くを投資し、Envoyと呼ばれるQuintilesの巨大な医療費電子決算システムを購入する資金の調達を支援した。」
(注) "the company"とは、Jim Clarkが設立した"Healtheon"。リンクが張ってありますから、覗いて下さい。
Internet investors love the deal, it fits perfectly with the current rage for "B2B" (business-to-business) companies that are creating new online marketplaces for everything from raw metals to automobile windshields -- markets that dwarf Amazon's consumer focus and look ready to revolutionize huge clumps of the American economy.
「インターネット関連会社に集中投資している人たちはその契約を大歓迎している。その契約は現今の『B2B』(対企業ビジネス)企業熱に完全に沿うものであり、そうした企業は、原材料から自動車のフロントグラスに至るまであらゆるものの新たなオンライン市場を、言い換えると、アマゾン社の消費者指向をちっぽけなものに見せ、アメリカ経済の大きな部分を劇的に変えることになりそうな市場を創造しつつある。」
Healtheon is not the most successful business-to-business company these days, but it's only now becoming clear that it was the first. Jim Clark, in other words, didn't just unleash 3D graphics and the Web. He also, it turns out, invented B2B.
「近頃では、Healtheon社はもっとも成功している対企業ビジネス企業というわけではない。しかし、今になってようやくHealtheonが最初のB2B企業であったことが明らかになりつつある。つまり、Jim Clarは三次元画像とインターネットを現実のものとしただけではなかった。彼はB2Bも創りだした、ということが分かるのである。」
(from The Missing Chapter from "The New New Thing" by NATHANIEL WICE: Time digital, Thu., Jan. 27, 2000)
「我々の予測はこうである、すなわち、e-commerce企業はやかましく気まぐれな消費者から金を儲けようとするのにうんざりし、代わりにより大規模、より利益の出る対企業ビジネス市場に重点を置くことになるだろう。」
(from The Year Ahead--TIME Digital's technology predictions for 2000 by LEV GROSSMAN : Time Digital, Wed., Jan. 5, 2000)
|