Topics Around The World

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No.10 "White towels and sadistic showers" (by Sigmund Siignatuur) (Jordan Times :Jordan,September 01, 1999)

   「白いタオルと残酷なシャワー」("opinion"の欄にあった記事)

I have just hosted the conference:“Recycling of artillery shells with a view to using them in dental surgery.”

私は「歯科手術に利用するための砲弾の再利用」という会議の進行役を務めたばかりだ。

とあるから、筆者は歯科医か。どこか嘘っぽい会議の名称だが、この文そのものがじょーだんのような気がしないでもない。

   筆者はヨルダンのホテル経営者に、タオルについての考え方を改めて欲しいと言う。自分だけの考えではないことの証しとして、彼は二つの論文をあげる。

I refer you to two articles: one was published in the British Journal of Psychiatry by Professor Roland Price, entitled “Psychological damage caused by white towels,” and Professor Barth from Bergen University published a similar article. He makes the astounding claim that a signific percentage of would-be hotel guests would rather drive home or sleep in their cars rather than use white towels.

皆さんに二つの論文を紹介する。一つは『英国精神医学雑誌』に掲載された、Roland Price教授の手になる『白いタオルによって引き起こされる心理的傷害』、またベルゲン大学のBarth教授が同じような論文を発表している。同教授の驚嘆すべき主張によれば、ホテルに宿泊するつもりでいる人々の相当数は、白いタオルを使うくらいなら自宅まで車を走らせるか、車の中で寝た方がいいと思っている、とのことである。

(注) refer + O to ...「Oを....に向ける」;would rather ...「(〜するより)むしろ…したい(と思う)」; "signific" は"significant"(「かなりの」) のことだろう。

   ホテルに泊まって白いタオルを使うくらいなら車で眠る方がいい、とはどうしたことか。
I have used hundreds of these white towels and no matter how hard I try to clean myself the towel still looks, well, not white, after a shower. I look at the towel and am thoroughly embarrassed. This stained piece of material could now be a matter of huge laughter to the hotel management.

私は何百枚何千枚とこういう白いタオルを使ったことがあって、どんなに入念に身体を洗うようにしても、それでもシャワーの後、タオルは、そう、白くは見えないのである。私はそのタオルを見つめ、当惑するばかりだ。シミのついたこの布切れは、ホテルの人間たちの大笑いの種になることだろう。

(注)management「経営[管理]者(たち)」

   シミのついた白いタオルはホテルの人たちの笑いのタネになるだろう、と言うのだが。    シミつきタオルをホテルの人に見せたくなかったが為に、こんなことになってしまっている。
I have now around 3,000 towels in my home that I did not feel comfortable in giving to the management.

今では家に3000枚ほどのタオルがあるが、ホテルの人間に渡す気になれなかったものである。

   この話しをどこまで真に受けていいのやら。

   筆者の注文。

.... please give us some coloured towels so that we feel at ease. Who wants to be laughed at over breakfast?

私たちが安心できるように、どうか色つきのタオルを出して欲しい。朝食を食べながら笑いものされたいとだれが思うものか。

   話しの向きが変わり、シャワーについて。以前のシャワーはknob(握り)を回すだけでよかったのに、今のシャワーは"it looks like an F16 cockpit "で、うっかり操作しようものなら、

A tremendous gush throws you back to the far wall and you strike your head firmly against the towel rack.

ものすごい勢いで水が噴出し、反対の壁のところまで吹き飛ばされ、タオル掛けに頭をしとど打ちつけることになる。

   場合によってはひどいやけどをしかねない。ホテルの人にやり方を見せてもらおうとしたら、その人は、
He jumped into the shower fully clothed and received a complete soaking, plus first degree burns to his temple. Soaking wet he was carried out on a stretcher.

彼はしっかり服を着たままシャワーの中に飛び込み、ずぶぬれになり、その上、こめかみに第一度熱傷を負った。濡れたまま、担架で運び出された。

(注) first degree burns「第一度熱傷」

   筆者の捨てぜりふ(?)は、
So if Jordan wants to attract more tourists it should order 3 million blue towels from China and install simple showers that do not require the user to have studied physics and quantum mechanics at the Max Planck Institute.

そこでもしヨルダンがもっと観光客をよびたければ、中国に300万枚の青いタオルを注文し、利用者がマックス・プランク研究所で物理学と量子力学を修めることを要求しない簡単なシャワーを設置するべきである。

(注) quantum mechanics「量子力学」

   一杯食わされてたまるか。

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