- 2001 MLB REPORT -
イチロー、マリナーズ入団記念(佐藤作造)
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(5) "The Throw--これぞ送球" (4/12/2001の送球、芸術そのもの)

関連記事その@
「イチロー、バットで、その強肩できらめく」
Ichiro sparkles with bat, arm By JOHN HICKEY, SEATTLE POST-INTELLIGENCER REPORTER from Seattle Post-Intelligencer.com, Thursday, April 12, 2001

イチローの送球には最大級の賛辞が与えられた。

a throw from right field that needs to be framed and hung on the wall at the Louvre next to the Mona Lisa.

額縁をはめ、ルーブルでモナリザの隣に展示されるべき右翼からの送球

It was that much a thing of beauty.

とてつもなく美しいものだった。

0-0の八回表、代打イチローのヒットをきっかけにマリナーズが3点を先取したその裏、俊足のテレンス・ロング[Terrence Long]を一塁におき、ラモン・ヘルナンデスがライト前ヒット、三塁に向かうロングを阻んだのが、
an eye-high laser to third base

三塁への目の高さのレーザー光線

Long should have been in easily. Against another arm, anyway. Against Ichiro, he never had a chance.

ロングは容易に間に合ったはずだ。いずれにせよ、余人の肩であったら、だ。イチロー相手では、ロングに目はなかった。

マリナーズの先発投手シーリー[Sele]は今期のマリナーズの投手陣の中で最高の投球を見せた。しかし、
And yet, when the game was over, all anyone wanted to talk about was the throw. Make that The Throw.

だが、試合後、誰もが話題にしたがったのはあの送球だけだった。あれが《送球》だ。

送球する瞬間のイチローをとらえたいい写真はスポニチのサイト(殆ど死んでいるサイト)にあったが、何と                                                                                              保存できなかった。サンスポのサイトの一枚を保存しておいた。

記者の賛辞は続く。

Maybe the manager should ask Ichiro to pitch. An arm capable of that throw is a rare gem, even a work of art.

監督はイチローに投げてくれるよう頼むべきかもしれない。あの送球のできる肩は稀な宝石、芸術品ですらある。

関連記事そのA
「イチローの場合には走らないことになるだろう、アメリカンリーグの偵察は語る」
Notebook: 'We won't be running on Ichiro,' AL scout says from The Seattle Times.com, Friday, April 13, 2001, 12:16 a.m. Pacific

ロングは敢えて三塁まで走ったわけを次のように述べている。

"we're flat right now and I was trying to make something happen. It was going to take a perfect throw to get me and it was a perfect throw."

「試合が膠着していたので、何とかしたかったんだ。俺を刺すには完璧な送球が必要だったが、あれは完璧な送球だった。」

この記事の中でも何度か"The Throw"が用いられている。マリナーズの外野守備コーチ、ジョン・モーゼスの言葉。
John Moses, Seattle's outfield coach, pointed out that The Throw was so good, "we could have cut it off in the infield."

あの送球は実に素晴らしかった。「内野でカットできるくらいだった。」

マリナーズの広報担当副部長マット・リーバック[Matt Roebuck]の「また見たいもんだ」という発言に、記者たちが、テレビで繰り返し放送されるはずだ、と言うと、リーバックは次のように応じた。
"No, I'd love to see the live play again, it was so good."

「いや、また生で見たい。それほど素晴らしかった。」


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