『雑想雑感』 (野島明) 
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マスクフェチとヤクニクフェチ
独身中学教師の素顔はマスクフェチ…。女性のマスクを“おかず”にオナニーざんまい、果てはマスク剥ぎまでして逮捕・起訴された男の初公判が横浜地裁であった。マスクに始まり、マスクに終わった男の転落人生が法廷で明らかにされた。(注1)
   「女性のマスクを“おかず”にオナニー」に耽ってはその快楽に興ずるのと、処女牛の特上ロースやらカルビやらを次々と炙り嬉々として口に放り込んではその快楽に興ずるのと、それだけならいずれも単なる趣味であるというだけのことだ。前者の場合、「マスク剥ぎまでし」たら犯罪となり、後者の場合、代金を支払わなかったら犯罪となるというだけのことだ。
独身OLの素顔はヤクニクフェチ…。連日連夜高級ヤクニク店をはしごしてヤクニクざんまい、果ては何件もの高級ヤクニク店で無銭飲食までして逮捕・起訴された女の初公判が東京地裁であった。ヤクニクに始まり、ヤクニクに終わった女の転落人生が法廷で明らかにされた。(注2)
   ヒトの命は、その体内で高分子レベルでの化学反応が続いた挙句、何からしらの原因でそうした化学反応の停止に至るという時間軸を辿るだけではない。その過程であれこれと思うようになるのである。

   さて、ここで問題。「ヤクニクに始まりヤクニクに終わった人生」は「転落人生」と評されることになるのか。

  

記 〇六年三月

(注1)
「昼は中学教師、夜はフェチ男素顔…変態マスクマン」(ZAKZAK 2006/03/07)

(注2)
「マスクフェチとヤクニクフェチ」(『雑想雑感』)


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