『雑想雑感』 (野島明) 
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私もどちらかと言えば……

   1953年、CIAのカーミット・ローズベルトと彼のMI6の相棒たちはイランでクーデタを仕組み、モハンマド・モサデク政権を転覆、シャーを政権の座に据えたが、その目的は「中東の民主化ではなく、ソ連のインド洋進出を阻むこと」であり、彼らは、自分たちはペルシャ人によい政治をもたらそうとしているのであるなどという思い違いをしてはいなかった(注1)、と語る筆者は続けて、

私は、どちらかと言えば、現政権が提示するところの理念と欺瞞の不気味な混交よりその種の現実的政治[realpolitik]の方に共感する。 (注2)
と述べている。

   私もどちらかと言えば「リアルポリチーク」派である。

  

記 〇六年一月

(注1)
One Man's Arabia (Review by GEOFFREY WHEATCROFT, The New York Times ON THE WEB, December 11, 2005)。 'The Great War for Civilisation' by Robert Fisk の書評。

(注2)
"If anything, I have more sympathy with that kind of realpolitik than for the weird mixture of ideology and deception we get from the present administration." (ibid)
"the present administration"
は「現ブッシュ政権」。


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