『雑想雑感』 (野島明) 

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見出しで煽る、という技

   サンケイの見出し。

   モンデール元駐日大使 「日本は頼れず」自伝で明らかに(注1)
   サンケイお得意の「ご主人様はご不興であるぞよ」記事の例であろうかと思い、記事本文に目を通す。
   米国の元副大統領ウォルター・モンデール氏(82)が駐日大使在任中の1994年、北朝鮮の核兵器開発による朝鮮半島での戦争の危機に面して日本の役割を想定したところ、日本からは有事に同盟相手として期待する協力はほぼなにも得られない−との判断を下していたことが明らかにされた。同氏はその理由をすべて日本の「憲法による制約」だとし、日本が改憲をしたほうが日米同盟はより効果的に機能するという見解をも表明した。(注1)
   あるべき見出しの例を提示しておこう。
   モンデール元駐日米大使 「有事の際、憲法の制約ある日本は頼れず」自伝で明らかに
   冷徹な判断力とは無縁の組織だ。このサンケイ。

  

記 二千十年十月

(注1) モンデール元駐日米大使 「日本は頼れず」自伝で明らかに (【ワシントン=古森義久】,sankei.jp.msn.com, 2010.10.19 00:06)


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