『雑想雑感』 (野島明) 

*

つける薬とて見当たらぬ能天気

   牛丼値引きの叩きあいに、

消費者の節約志向で業界最安値争いは激化の一途だが、消費者にとっては“朗報”となりそうだ。(注1)
   引用符をつけてお茶を濁そうたって、この朗報はあくまでもカッコつきなんですよ、なんて逃げを打とうたって、そうやすやすとは問屋がおろさぬ。

   人間知性の最高度の能力である想像力は、かかる記者にはほぼ欠如していると判断して差し支えなかろうと思わせてくれる戯言たわごとである。

   新聞購読料の値引きで新聞社が叩き合ったら、新聞読者には“朗報”、と書くか、サンケイのこの記者は。“朗報”、をそのまま通すか、サンケイのデスクは。


記 二千十年四月

(注1)
すき家と松屋、最安値250円に 吉野家つぶし“仁義なき牛丼戦争”(sankei.jp.msn.com/, 2010.4.5 15:21)


『雑想雑感』の目次頁に戻る / 表紙頁に戻る
 
© Copyright Nojima Akira
(許可なく複製・転載することを固く禁じます)