『破れかぶれ時事想論』 (野島明) 
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二千九年四月

*

「犬が食べちゃったので」「酔っていたので」

   「犬が食べちゃったので」、は宿題に関わる言い訳のケッサク。

   警察官を殴って現行犯逮捕され、

「酔っていたので」
   とは、ケッサクの極み(注1)

   通学途上の小学生の列に車を突っ込み、子供たちを殺した挙句、「へべれけだったので」。

   ナイフを振り回し手当たり次第通行人を殺傷したヒトが、「覚醒剤をやっていたので」。

   言い訳として認めてよかろうと思えるのは、初めの一例「犬が……」のみである。

*

   レッドソックスへの入団会見で「アノー」(注2)を連発した松坂は、その後、明らかに「アノー」を控えている。が、合衆国ではBATF(注3)の統制下にある飲料(ビール)の派手な宣伝に手を貸すことに何やら差障りがあろうなど、松坂には思いも寄らぬことであろう(と信じたい)。

   「アノー」の連発が合衆国では不適切であることに思い至らなかったのは松坂の咎ではない。ビールの派手な宣伝に手を貸すことが合衆国では(実は日本においても)不適切であることに思い至らないのも、現時点では、松坂の咎ではない。

記 〇九年四月十一日(土)

(注1)
警官殴った疑い、テレビ朝日副部長を逮捕(asahi.com、2009年4月11日13時12分)、 酒に酔って警官のヘルメット殴り壊す テレ朝副部長を逮捕(sankei.jp.msn.com、2009.4.11 14:57)等。

(注2)
西語"ano"は英語"anus"である。西語を分かる人も数多い合衆国であるから、会見後、「アノー」を控えるよう助言されたであろうことは想像に難くない。ところで、高橋尚子の引退会見では「アノー」の連発が気に障った。「アノー」を止めろ、と言う筋合いはないが、頻出する「アノー」は私の耳には決して心地よいものではない。

(注3)
THE U.S. BUREAU OF ALCOHOL, TOBACCO AND FIREARMS(合衆国アルコール・たばこ・火器局)


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