『破れかぶれ時事想論』 (野島明) 
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二〇〇六年四月


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「生活者の視点」?

   「生活者の視点(注1)」?

   生活者ったって、いろんな生活水準の生活者がいるからなぁ。

   どんな生活水準の生活者のことなんでしょう?

   あなた、NHKのアナウンサ―にお尋ねします。

*

   ある時は、スペインでは家のお掃除を安価に頼めるんですよね、と羨ましげに語り、またある時は、海外の日本人社会は保守的なんですよ、と語る口調にちょっぴり批判を滲ませて見せたスペイン語講師 (注2)

   低賃金労働者が溢れている現実は羨ましさとはほど遠いのであり、その手の輩ばかりが群れているからさような仕儀になるということなど、彼女の生活者の視点からは全く見えないことであろう。

記 〇六年四月四日(火)

(注1)
NHK総合午後九時からのニュースの女性新キャスターの口にした言葉。

(注1)
NHKラジオスペイン語講座応用編(05年10月〜06年3月)担当の女性講師。


*

彼を突き動かしていた衝動

   他人の子供を高みから遥か下方の地上へと投げ落とした彼は、自らの妻子(注1)をも《奈落の底へと突き落とした》。

   誰かを殺したいという衝動に突き動かされていた(注2)彼はまた、自らの妻子を《奈落の底へと突き落としたい》という衝動にも突き動かされていたのか。

記 〇六年四月三日(月)

(注1)
「殺そうと思って投げ落とした」逮捕の41歳が供述(2006年4月2日1時43分 読売新聞)には「妻と子ども3人との5人暮らし」とある。

(注2)
犯行の「動機」には大いなる関心があるが、私には知る由もない。

「女性については「女性を殺したかったから投げ落とそうと思った」、山川君についても「子供を殺そうと思って投げ落とした」と容疑を認めているという。」(殺したかったからやった、41歳無職今井容疑者を逮捕、スポーツ報知、2006年04月02日06時00分)

「動機については「投げ落としたかったから、そうした」と供述しているという。」(「殺そうと思って投げ落とした」逮捕の41歳が供述、 読売新聞、2006年4月2日1時43分)

「お客の子供も好き、自身にも3人の子供。その今井容疑者がなぜ幼い子供を狙ったのか。捜査幹部は、「まだ(容疑者に)聞ける段階ではない」と口を結んだ。」(今井容疑者、私生活は子供好き 異常な犯行とギャップ、sankei.co.jp、04/02 01:57)


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