『TVドラマ寸評』 (野島明) 
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その二の(2)(2005年7月〜9月のドラマ)

中間報告

女王の教室』(主演:天海祐希)(日テレ)
ところでこの物語、どう収めるのか。実はやさしい先生だったなんて種明かしは金輪際ご免こうむりたい。あるいはまた、要領が悪い上にくそ正直な和美(志田未来)ちゃんが最後には報われるなんてことも金輪際ありませんように。

いま、会いにゆきます』(主演:ミムラ)(TBS)……初回で視聴終了第一号

スローダンス』(主演:妻夫木聡、深津絵里)(フジ)……初回で視聴終了第二号

海猿』(主演:伊藤英明)(フジ)
伊藤英明は作品に恵まれた。曲に恵まれることのなかった小比類かほるを思い出す。それと、主演ドラマ第一作のこけてしまった水野美紀のことも。

がんばっていきまっしょい』(主演:鈴木杏)(フジ)
ひた隠しにしているようであるが、何か「事故」があったことは確かである(あるいはこの「事故」はすでにどこかで公にされているのか)。一回分欠損。総集編を放送してお茶を濁していた。

鈴木杏に責任のある事故でなければ幸いだが、そうだとしても不運な鈴木杏。

刑事部屋』(主演:柴田恭平)(テレ朝)
番組は変わっても繰り返される説教。その説教、やがて法外な金品の寄進が待ち構えている新興宗教の勧誘文句を髣髴とさせる。

大人の夏休み』(主演:寺島しのぶ)(日テレ)
難しい物語展開、寺島しのぶは苦労しながらも好演している。 

女系家族』(主演:米倉涼子)(TBS)
その身を積極的にいじめに差し出す若く美しい女主人公――愛の奥様劇場用の昼メロ向きではあるかもしれないが、夜十時という時間帯のドラマの主人公としてはいかがなものか。

視聴終了第三号

電車男』(主演:伊藤美咲)(フジ)
『女系家族』と時間帯が重なったため、やむを得ず断念。

ドラゴン桜』(主演:安部寛)(TBS)
テレビ漫画ならぬ漫画テレビだ。最近では時間をつぶすためであっても漫画を見ることは殆どない。時間をつぶす方法は他にもあるから。

この番組、私は多少忙しい生活をしているので、もう見ない、ということになる。
果たして安部寛は脚本に納得した上で主演を引き受けたのか?こんなドラマに喜んで出ているようなら、俳優としての価値を貶めることになる。

視聴終了第四号

幸せになりたい』(主演:深田恭子、松下由樹)(TBS)
ふーん、テレビドラマはこんな風にして作っているんだ。好奇心が満たされる。

しかし、深田恭子はいつまでこの手の演技でやっていけることか。もうさほど時間は残されていないはずだ。


(記 2005年8月)




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