『TVドラマ寸評』 (野島明) 
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その二十一の(1)(2010年4月〜6月のドラマ)

初回〜第二回


龍馬伝』(主演:福山雅治)(NHK総合)

   視聴継続中。

   ただし、その二十の(1)(2010年1月〜3月のドラマ)で指摘したことは有効である。


八日目の蝉』(主演:壇れい)(NHK総合)

   十数分は見たろうか。展開に丁寧さが欠ける。面白いかも、と私に思わせてくれなかった。

   初回で視聴終了第一号


警部補・矢部謙三』(主演:生瀬勝久)(テレ朝系)

   せっかくの生瀬勝久主演ドラマだが、見るものをおふざけでひきつけるのは、普通のドラマで見るものをひきつける以上に難しい。面白おかしいドラマを展開するには、大真面目なドラマを展開するより遥かに豊かな才が求められる。

   となれば、失敗も止むを得まい。豊かな才など滅多にあるものではない。

   初回で視聴終了第二号


絶対零度〜未解決事件特命捜査』(主演:上戸彩)(フジ系)

   大層な題名をつけてしまって、主役が到底刑事には見えない子供子供した上戸彩。

   あまりに薄い主役の影。

   さて、どうしよう


Mother』(主演:松雪泰子)(日テレ系)

   五分ほど見て止めた。たぶん、この番組であろうと思う。

   冒頭部の大切さについてはこれまであちらこちらで繰り返してきた。もう言わない。

   初回で視聴終了第三号


素直になれなくて』(主演:瑛太)(フジ系)

   五分ほど見て視聴放棄。

   初回で視聴終了第四号


警視庁失踪人捜査課』(主演:沢村一樹)(テレ朝系)

   初回は雑用をしながら見ていて、大した印象は残らず。

   第二回を見て、時間を費やして見るに値するほどの楽しさを味わえそうもないという印象。あまり面白くないのである。

   これもまた、さてどうしよう


タンブリング』(主演:山本裕典)(TBS系)

   子供向けの学園ものであろうと見当をつけ、見る予定もなかったので録画もせず、たまたま放送時間に手が空いていたので見始め、初回拡大版を最後まで見ることになった。

   冒頭の男子新体操の演技がすべてだ。ドラマの趣旨が冒頭で一目瞭然であり、男子新体操の演技は見ていて心地よいほど見ごたえのあるものだった。

   この導入部、TBSのドラマとしては上々の出来。

   視聴継続。


怪物くん』(主演:大野智)(日テレ系)

   飽きさせなかったのは、特殊メイク及び特殊メイクをした脇役陣の面白さだ。主演の大野智の演技には感心しないが、

   視聴継続。


チェイス〜国税査察官』(主演:江口洋介)(NHK総合)

   展開の速さは魅力的。

   見慣れぬ俳優ARATAの怪演。


新参者』(主演:阿部寛)(TBS系)

   こてこててんこ盛りの初回。頑張り過ぎと見えないでもなかったが、今後の展開には十分期待できると思わせてくれた。

   上々の出来。

   視聴継続。


IRIS〜アイリス〜』(主演:イ・ビョンホン)(TBS系)

   十分ほど見たところでやめたくなり、日本のドラマであったらやめていた。韓国の大人気テレビドラマという触れ込みであったからお手並み拝見ということで初回拡大版を最後まで見た。

   主役の男女が目を見交わす場面、日本の演出家であれば、有能であればもちろんのこと、無能な演出家でさえ、取り合えず撮ったにせよ、編集段階では、気恥ずかしくて削除せずにはいられぬであろう。

   テロリスト容疑者を衛星放送で追跡するなど、少々やりすぎ。走って逃走する一個人を衛星で追跡するなど無理だろう。合衆国の人気ドラマ『24』でさえ、衛星を用いての追跡対象は車であった。やり過ぎは「子供だまし」に通ずる。

   日本の演出家にはもはやできない場面を見られるという点では目新しさはあるが、

   とりあえず視聴継続。


同窓会〜ラブ・アゲイン症候群』(主演:黒木瞳)(テレ朝系)

   主役(黒木瞳)の選択を誤ったかもしれない。

   四十五歳の男女四人という目新しい場面設定のドラマ。さて、如何なる展開を見せるやら。

   見てる側にそんな風に思わせたら作り手の価値である。

   とりあえず視聴継続。


まっつぐ〜鎌倉河岸捕物控』(主演:橘慶太)(NHK総合)

   初回の拡大版(七十五分)は三十分で足りた。水増しもいいところ。

   納得はしていないが、一応視聴継続。


月の恋人』(主演:木村拓哉)(フジ系)

   録画機の不具合で冒頭の十分ほど見損ねた。

   第二回を見て、さぁ、どうする、木村拓哉。ずっこけたぞ。社長役、まるで様になっていない。

   無駄な映像の垂れ流し(買い物のための店巡り)も目立ち、少々薹の立った上海娘との関係にも、首をひねりたくなる。

   何よりかにより、つまらん。

   第二回で視聴終了。木村拓哉もので途中視聴終了は初めて。、


離婚同居』(主演:阿部サダヲ)(NHK総合)

   すでに離婚の成立している元女房が同居を無理強いするに加え、一方的に面倒な同居条件を宣言する場面、もう少し丁寧に作りなさいよ。元亭主は同居を拒むことも、ましてや、面倒な同居条件の受け入れを拒むことも出来るはずであろうに。

   阿部サダヲは面白いがなぁ。

   初回で視聴終了第五号


ハガネの女』(主演:吉瀬美智子)(テレ朝系)

   教師が当然払うべき注意を(演出上の小細工により)敢えて払わせぬ間に起こる出来事をもってして物語を展開するというお粗末きわまる演出。あちらこちらのドラマでこの手の演出が目立つのはなぜだ。危険な場所にいながら周囲に全く注意を払わず電話をしているときに背後から襲われるという間抜けな演出を思い出す。

   吉瀬美智子の演技には無理が丸見え。彼女、嫌いではないんだが。

   十分は見なかった。

   初回で視聴終了第六号


   シリーズものについては特に思うところあるものについてのみ触れる。

チーム・バチスタ2 ジェネラル・ルージュの凱旋』(主演:伊藤淳史)(フジ系)

   冷やし方が足りぬか、少々気が抜けているのか、何か物足りず、かったるかった初回、第二回。

   なんかピン呆けの展開ではあるが、視聴継続。

臨場』(主演:内野聖陽)(テレ朝系)

   少々(説教)臭いのが気になりはするが、楽しませていただきたいものである。

   視聴継続。

おみやさん』(主演:渡瀬恒彦)(テレ朝系)

   たまたま暇をしていたら見る。録画はしない。




(記 2010年5月)





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