『TVドラマ寸評』 (野島明) 
『TVドラマ寸評』の目次頁

その十四の(2)(2008年7月〜9月のドラマ)

総括


モンスターペアレント』(主演:米倉涼子)(フジ系)

15分ほど見て、放棄。冒頭の15分で主人公の魅力を示せないようではなぁ。

初回で視聴終了第一号


ゴンゾウ〜伝説の刑事』(主演:内野聖陽)(テレ朝系)

主演らしき堺正章が出ずっぱりなようであれば見たくもないところであるが、なにせ夏川結衣が出ているからなぁ。

「美人大年増」役は私の知る限り『結婚できない男』( 『TVドラマ寸評』その六の(1)(2006年7月〜9月のドラマ)その六の(2)参照)。

だったということだ。


コード・ブルー・ドクターヘリ緊急救命』(主演:山下智久)(フジ系)

10分ほど見て、放棄。

どこをどう見ようと、お医者さんごっこをしているお坊ちゃんお嬢ちゃんたちにしか見えない。
時と所を得ねば、若さもまた、しばしば惨めさを晒す。

初回で視聴終了第二号


ロト6で3億2千万円当てた男』(主演:反町隆史)(テレ朝系)

会社の金三百万円くすねた後輩に主人公が三百万円を気前よくくれてやる場面まで見て放棄。遺産が三千万円入ったなんて言わずもがなことをなぁ。

初回で視聴終了第三号


魔王』(主演:大野智)(TBS系)

どう気取ろうが弁護士には見えないよ、ジャニーズのおにいちゃん。子供俳優ばかりでドラマを作らされる側の苦労を多少は思いやりたくもなる。

初回で視聴終了第四号


Tomorrow』(主演:竹野内豊)(TBS系)

雨の中、主役が老婆を探し回る場面で視聴放棄。第五回か第六回の一場面だ。初回に感じた演出家の無能を今更ながら見せ付けられて、まこと、不愉快。


あんどーなつ』(主演:貫地谷しほり)(TBS系)

ま、こんなもんだろうな。正蔵の絡む小筋こすじはあらずもがなだったな。無駄を省くのは昨今のTBSの力量では無理であろう。

第二回も見始めはしたものの、最後まで見るには至らなかった。よほど暇をもてあましているとき、数々の偶然が重なって初めて見ることになるかもしれない。つまり、もう見ることは無いであろう。

第二回半ばで視聴終了


シバトラ〜童顔刑事・柴田竹虎』(主演:小池徹平)(フジ系)

ゴンゾウ』の内野聖陽と比べるのも酷だが、俳優が息の長い仕事であることは、やりがいのある仕事であるということだ。『ゴンゾウ』と違うのは主演だけではなく、作り手の気合の入れ具合も、である。

作り手が気合を入れてくれるようなドラマの主演を務められるように励んでください、入小池徹平さん。

初回で視聴終了第五号


正義の味方』(主演:志田未来)(日テレ系)

第一回を殆ど見はしたが、ただの性悪女であった。この手の女が身近にいたら、格別表情は変えずに接しするが、心のうちでは、シッ、シッ、このヒトメス、と呟くことになろう(メス豚やメス犬の方が比べようもなく愛らしいことは言うに及ぶまい)。私には性悪の薄汚い野良犬の方がよほど愛すべきであり抱きしめるに値すると思える。

しかし、よほどお粗末な出来のものあるからなぁ。『新・桃太郎侍』((主演:高嶋政宏)(テレ朝系) ( 『TVドラマ寸評』その六の(1)(2006年7月〜9月のドラマ) 参照)のように。

初回で視聴終了第六号


四つの嘘』(主演:永作博美)(テレ朝系)

初回の録画を忘れ、番組宣伝番組で一部分覗いた。出演する俳優陣を眺めるに、見続けてもよかろうと思える。

第二回を見手の感想。見続けることになりそうである。


ヤスコとケンジ』(主演:松岡昌宏)(日テレ系)

高校生役の多部未華子の走る場面が数秒あった(『TVドラマ寸評』その十三の(1)(2008年4月〜6月のドラマ) の『ROOKIES〜ルーキーズ』評参照)。

多部未華子の熱演だけでも見ごたえがある。新垣結衣は早くも身の程知らずの勘違いに浸っている。期待の星は多部未華子である。


監査法人』(主演:塚本高史)(NHK総合)

安普請のやっつけ仕事。。

塚本高史も松下奈緒も、適切な配役とは程遠かった。会計士らしき雰囲気がいかなるものか私には分らないのであるが、それでも、塚本高史と松下奈緒に、会計士らしさを全く感じ取れなかった。私のこの感覚はおそらくほどほどに当たっていよう。


太陽と海の教室』(主演:織田裕二)(フジ系)

高校生のジャリンコたちがうだうだしている場面で視聴放棄。開始四分か五分というところか。TBSのドラマ並みの演出水準。

初回で視聴終了第七号


恋空』(主演:水沢エレナ)(TBS系)

今更高校生の「スイタホレタ」に付き合うには及ぶまい。ポケモン映画に胸ときめかすには及ばぬように、だ。五分だけ見た。

初回で視聴終了第八号


九月から十月に放送された次のドラマはおまけ。

上海タイフーン』(主演:木村多江)(NHK総合)

木村多江は私好みである(二時間ドラマ評 その一 『蓮丈那智フィールドファイルT・凶笑面』 参照)にも拘らず、その演技は、つい最近目にしてうんざりした似た演技を思い起こさせた。脇役俳優がようやく主役を与えられたはいいが、その演技の見苦しいまでのはしゃぎっぷりを目にした記憶がよみがえった。この『TVドラマ寸評』を少し探し回って見つけた。『あしたの、喜多善男』(フジ系)(その十二の(1)(2008年1月〜3月のドラマ)(初回〜第二回) 参照)の小日向文世の演技である。やはり野に置け……ということだ。残念至極。

初回の十分ほどで視聴放棄


シリーズものについては特に思うところあるものについてのみ触れる。

刺客請負人』(主演:村上弘明)(テレ東系)
初回の拡大版は、無難な、程よい仕上がりだった。今後も楽しみ。( 『TVドラマ寸評』その五(2006年4月〜6月のドラマ)その八の(1)(2007年1月〜3月のドラマ) 参照




(記 2008年10月)





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