『TVドラマ寸評』 (野島明) 
『TVドラマ寸評』の目次頁

その十三の(2)(2008年4月〜6月のドラマ)

総括


バッテリー』(主演:中山優馬)(NHK総合)

何となく無視。


無理な恋愛』(主演:堺正章)(フジ系)

堺正章はどうしてこの役を引き受けたかなぁ。あの年齢に至っても己の力量の限界と適性を捕らえきれないとしたら、残念なことだ(相当に優しい物言いをしているつもりである)。

トップセールス』で夏川結衣の上司役を演じた蟹江敬三と比べるのは気の毒である気もする(堺正章を俳優とは見なさいということにすれば、ということだ)が、俳優としては月とすっぽん。男としても、言いたくなるなぁ。夏川結衣の相手役に堺正章ではなく蟹江敬三を当てたら大人の恋愛ドラマが仕上がったかもしれないなぁと思っては見るものの……。

蟹江敬三に『チューボーですよ』の司会は出来ない。堺正章に夏川結衣の相手役は務まらない。齢六十を過ぎていまだ分を弁えられず、無惨というほかあるまい。

第七回か第八回まで見て、放棄。主役(堺正章)のお粗末さによってそうさせられた。気の毒な夏川結衣。相手役がおお外れではどうにもならない。


ラスト・フレンズ』(主演:長澤まさみ)(フジ系)

堂々の初回で視聴終了第一号


Around 40』(主演:天海祐希)(TBS系)

主人公を「間口五尺のポン太の店」の雇われ女給(名前は無論「ヒロ子」である)とでも設定すれば、臨場感は遥かに増すことになったろうが、臨場感がありすぎて、さながら、世の膿んだ箇所に真っ向から刃を突き刺すに等しいこととなろう。然様な荒業をこなせる脚本家、制作者、演出家は皆無とも言えようか(従って、TBSにいようはずもない)。演じられる俳優はいるだろうがなぁ。惜しいことだ。

TBSにしては上出来の初回。


オトコマエ!』(主演:福士誠治)(NHK総合)

拍子抜けするほどあっけらかんと出来上がったさわやかな青春ドラマだなぁ(褒め言葉である)。

上々の初回。


トップセールス』(主演:夏川結衣)(NHK総合)

夏川結衣は仕事をし過ぎである。視聴者には、『無理な恋愛』との掛け持ち出演としか見えない。


絶対彼氏』(主演:速水もこみち)(フジ系)

第二回で視聴終了


ホカベン』(主演:上戸彩)(日テレ系)

第二回冒頭で視聴終了


密命 寒月霞斬り』(主演:榎木孝明)(テレビ東京系)

楽しみに見続けさせていただく。時代劇は好きであるし、よほどお粗末な出来でなければ付き合う。

しかし、よほどお粗末な出来のものあるからなぁ。『新・桃太郎侍』((主演:高嶋政宏)(テレ朝系) ( 『TVドラマ寸評』その六の(1)(2006年7月〜9月のドラマ) 参照)のように。


パズル』(主演:石原さとみ)(テレ朝系)

初回で視聴終了第二号


ROOKIES〜ルーキーズ』(主演:佐藤隆太)(TBS系)

初回で視聴終了第三号


猟奇的な彼女』(主演:草なぎ剛)(TBS系)

初回で視聴終了第四号


おせん』(主演:蒼井優)(日テレ系)

初回で視聴終了第五号


CHANGE』(主演:木村拓哉)(フジ系系)

主役がなかなか登場しなかったが、深津絵里を主役と思えばよく、納得することにした。何と言うことはない出来であるが、見続けるだろうな。


シリーズものについては特に思うところあるものについてのみ触れる。

7人の女弁護士』(主演:釈由美子)(テレ朝系)
無視。既に懲りている。( 『TVドラマ寸評』その五(2006年4月〜6月のドラマ)その八の(1)(2007年1月〜3月のドラマ) 参照

警視庁捜査一課9係』(主演:渡瀬恒彦)(テレ朝系)
その九の(1)(2007年4月〜6月のドラマ)(初回〜第三回) で述べたことを、製作者側も意識していることがよく分る初回。第一シリーズ(その五(2006年4月〜6月のドラマ 参照)以来、一定の水準を保っている。

ごくせん』(主演:仲間由紀恵)(日テレ系)
初回の冒頭は面白かったがなあ。初回を見、第二回を早送りして、視聴終了。)




(記 2008年6月)





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