『TVドラマ寸評』 (野島明) 
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その十一の(1)(2007年10月〜12月のドラマ)

(初回〜第二回)


ジャッジ〜島の裁判官奮闘記』(主演:西島英俊)(NHK総合)

初回の十数分で視聴終了。『陽炎の辻〜居眠り磐音・江戸双紙』の初回の秀逸は格別なことであったことを思い知らされる(『TVドラマ寸評』その十の(1)(2007年7月〜9月のドラマ)(初回〜第二回)参照)

西島英俊はテレビドラマ初主演なのであろうか。う〜ん、と唸るだけにしておこう。この俳優に格別の興味はないから。

堂々の、初回で視聴終了第一号


働きマン』(主演:菅野美穂)(日テレ系)

操作のどこかが間違っていたのであろう、初回分録画されていなかった。

菅野美穂に興味はないから、深追いはしない。

結果的に無視。


歌姫』(主演:長瀬智也)(TBS系)

初めの十分ほど見て視聴放棄。何度でも言う。冒頭の十分が生命線だ。

連続ドラマの初回の冒頭で主役がただ走る姿(刑事ドラマで刑事たちが靴をすり減らし聞き込みをして回るというお決まりの時間稼ぎをご想像あれ)を延々と垂れ流すという制作能力の欠如と制作姿勢の怠惰を露見させるという情けなさ。どうせ主役を走らせるなら、(アノ番組のように)ウエディングドレス姿の花嫁を走らせるくらいの工夫をして見ろってんだ。茶の濁し方としても言語道断。が、TBSのドラマ制作能力は既に枯れていると見なしているからもはや何も言わん。

初回で視聴終了第二号


モップガール』(主演:北川景子)(テレ朝系)

初めの五分ほど見て視聴放棄。十分持たなかった。

初回で視聴終了第三号


ドリーム・アゲイン』(主演:反町隆史)(日テレ系)

発想の斬新、展開の迅速、何れも標準以上。

私は格別気難しいわけではないのである。見るに値せず、見て楽しくもないものは見ないだけのことだ。

視聴継続。

第二回途中で視聴放棄。反町隆史と加藤あいが絡む墓地の場面、脚本も二人の演技もお粗末。加藤はともかく、反町の演技からは生硬さが抜けない。このままではもはや使えまい。


ハタチの恋人』(主演:明石家さんま)(TBS系)

始まって程なくの主人公のいつ終わるとも知れぬ長広舌にどうにも耐え切れなくなって視聴終了。これもTBS。

堂々の、初回で視聴終了第四号


ガリレオ』(主演:福山雅治)(フジ系)

ドラマはすべて録画した上で見ているため、『有閑倶楽部』(主演:赤西仁)(以下参照)の初回を早速見捨てた直後に見ることになった。『有閑倶楽部』をたちまち見捨てざるを得なかった理由をしみじみ思い知らされた。歴然たる違いの一例、箸にも棒にもかからぬお坊ちゃまたちが次から次に登場する『有閑倶楽部』対、まず登場するのが唐沢寿明、次いで北村一輝、柴咲コウ、渡辺いっけい、真矢みきという具合の『ガリレオ。若い男には、一兵卒を寡黙に美しく演じきれるのは幼さを残した若い男のみであるという強みもあれば、まともに演じようとすればお里が丸出しになるという逃れきれぬ弱みもある。

見ごたえのある初回であったが、ガリレオ氏、犯人を《裁き、断罪し》ていたな。そのようなこと、この御仁には縁無きことであろうに。

視聴継続。


暴れん坊ママ』(主演:上戸彩)(フジ系)

かろうじて初回を見終えた。

とりあえず視聴継続。

幼稚園のママ連の勢力争いやら角突合せを噴飯物と感じつつ、結局、もうご勘弁を、ということになった。

第二回で視聴終了


スワンの馬鹿』(主演:上川隆也)(フジ系)

上川隆也もこんなのに出演してどうなるってんだ。

初回で視聴終了第五号


有閑倶楽部』(主演:赤西仁)(日テレ系)

開始三分三十秒で辟易し、五分まで我慢して見続けた。次々に登場するお坊ちゃまたちを目にしての感想、あと二十年だな。いまだ 見るに耐えない。

初回で視聴終了第六号


ジョシデカ』(主演:仲間由紀恵)(TBS系)

泉ピン子の奮戦もあって、初回の冒頭はまずます。後半だれはしたが、とりあえず視聴継続。これでTBSは全滅を逃れた。

数少ない一話完結ならぬ続きもの。


風の果て』(主演:佐藤浩市)(NHK総合)

初回、現在と過去を行き来する難しい作りを無難にこなしていた。私にはその名も知らぬ俳優たちばかりによって演じられる、主人公の若き日も、それなりに見るに耐えるものになっていた。

視聴継続


おいしいごはん』(主演:渡哲也)(テレ朝系)

初回は何とか見終えはしたが。

第二回の印象、のんびりやってるねぇ。ご自由に。

第二回半ばで視聴放棄


お江戸吉原事件帖』(主演:東ちづる)(テレビ東京系)

初回の十五六分で視聴放棄。何も起こらない。これまた、のんびりやってるねぇ。

初回で視聴終了第七


オトコの子育て』(主演:高橋克典)(テレ朝系)

初回は見終えて、一応、視聴継続

第二回も何とか見終えた。視聴継続中。この手のドラマでは珍しい事態といってもいい。


SP』(主演:岡田准一)(フジ系)

冒頭の見せ場のつもりなのではあろうが、刃物オトコとのいかにもわざとらしい格闘場面は余りに工夫がない。

SPが主人公というのは目新しい設定で、とりあえず視聴継続。


医龍Team Medical Dragon 2』(主演:坂口憲二)(フジ系)の初回拡大版は期待を裏切らぬ面白さ。ただしここでも「経済」の問題は禁忌に成り果てているその十の(2)(2007年7月〜9月のドラマ)(総括)中の『肩ごしの恋人』(主演:米倉涼子)(TBS系)の項参照。更に、「(続)折々のコラム 19.《非特権的視点》」はその一例となろう。さらに「『破れかぶれ時事想論』(三) 二〇〇五年十一月」中の『「3500円だった」のその後』参照)。あの夫婦の負担すべき医療費はいかほどなのか、ということである。

浅草ふくまる旅館』(主演:西田敏行)(TBS系)については再びここで語ることはしない (その八の(1)(2007年1月〜3月のドラマ) 参照)

3年B組金八先生』(主演:武田鉄矢)(TBS系)は無視。

相棒』(主演:水谷豊)(テレ朝系)は既に必見の定番。

京都地検の女』(主演:名取裕子)(テレ朝系)はよほどのことがない限り見ないな。


(記 2007年10月)



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