(続)折々のコラム(野島明)
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ピンとキリ――NHKラジオロシア語講座の講師二人 

   《クールな》安岡治子講師の担当したNHKラジオ・ロシア語講座入門編「13番館へようこそ」(注1)第49課の学習内容は次のようなものだ。

   数行の課文に加え、定動詞と不定動詞の復習として、「(歩いて)行く」「(乗り物で)行く」「(歩いて)運ぶ」「(乗り物で)運ぶ」それぞれの定動詞と不定動詞、合計八個の動詞の学習。更に例文を幾つか。

   次いで、接頭辞のついた移動を表わす動詞「(歩いて)来る」「(乗り物で)来る」「(歩いて)運んでくる」「(乗り物で)運んで来る」それぞれの完了体と不完了体、合計八個の動詞の学習。更に例文を幾つかと練習問題を二題。

   入門講座の一回分としては気が遠くなるほど(失神しても不思議のないほど)てんこ盛りの内容ではあるが、 安岡講師の口からは「大変」や「難しい」の「タの字」も「ムの字」も出ない。

   安岡講師の対蹠に位置するのは、2008年NHKラジオ・ロシア語講座入門編「文字からゆっくり〜カタツムリの初級編」担当、黒田龍之助講師(同講師は「文法もゆっくり〜カタツムリの中級編」も担当)である。十五分番組の内の貴重な数分を、糞の役にも立ちそうもない能書やら雑談を馴れ馴れしい口調(注2)で滔滔とまくしたてて浪費することを止めない

   私はデジタル録音した(注3)ロシア語講座入門編「13番館へようこそ」(第一課〜百課)を愛聴している。


記 二千九年七月

(注1)
手元にあるテキストは2005年(4月〜9月)のもの。
安岡治子講師については更に、「ハングル(語)、韓国語、朝鮮語、コリア語、「この言語」」(『(続)折々のコラム』)(注7)参照。

(注2)
同講師によると、ラジオ講座での口調は、普段学生相手に講義するときの口調であるとのこと。《勘違い》はこの講師の得意技のようだ。

(注3)
もっと昔にこの機械があったらなぁ、とは、今、計三台の「トークマスター」を活用する私の心の底からの慨嘆である。

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